アロング・ザ・アーカイバル・グレイン 1 物語のはじまり 1.3 What is Horai rice?
1.3
What is Horai rice?
台中65号、蓬莱米は、台湾で栽培されていたジャポニカ米(カメジ、シンリキ)と他の品種を交配して育成された丸粒型の米に付けられた名前です。
蓬萊米はこの新品種に名付けた造語(北京語では「Penglai」、台湾のでは「Ponlai」)であり、日本と中国の共通の神話で極楽の山を意味します。また、蓬莱はかつての台湾を指す言葉でもありました。蓬莱米は特定の品種や交配種を指すのではなく、「もち米」や「うるち米」など、多くの種類の米が含まれていることに注意しなければなりません。
蓬萊米は、日本市場向けに台湾で栽培するために必要な特徴として、短く丸い粒、粘り気がある食感、高い収穫量、そして現地の害虫、熱、日光に耐える能力を備えていました。この成功により、台湾は日本本土向けの米の生産地となり、植民地内の経済的地位に大きな変化をもたらし、それが後に台湾の植民地支配者たちの政治的な見解にも、影響を与えました。
参考文献
https://english.kyodonews.net/news/2018/06/6878d2a62a6f-feature-taiwanese-rice-has-its-roots-in-japan.html
Archives
I. Horai Rice in the Making of Japanese Colonial Taiwan
Journal article by Wei Yi Leow, National University of Singapore
Source: https://cross-currents.berkeley.edu
II. How early 20th-century Japanese rice breeders shaped the future of the staple food in Taiwan
Article by KO SHU-LING
出典: www.japantimes.co.jp